【荒川の巨大魚、ハクレンを釣る!】






【荒川の巨大魚、ハクレンを釣る!】


午前5時…


まだ日の出までいささか時間のあるこの半端な時間帯に、我々は埼玉県の吉野家にいた。

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拠点のいわき市から二時間程度の移動をし、わざわざ何処にでもある「吉野家」という牛丼屋で朝定食の「めんたいこ定食」を食べているのに特に理由は無い。

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ラーメン屋で天丼を・・・蕎麦屋でシュークリームでも食べているようなこの感覚に、若干の罪悪感は抱く物の、牛丼屋で牛丼を食べなければならないという固定概念を払拭し、見知らぬ顔で堂々と明太子定食を食べ終わったのは午前5時半。

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我々は埼玉までいったい何をしにきたのか?




・・・釣りである。



日の出の直前に到着予定のプランを組んだのにもかからわず、せっかちな兄(タカ)が「そんなに遅くていいのか!?」と私を急かすもんだから、結果わかりやすく勇み足だ…


はじめの一歩を踏み外した我々も凄く早めに現場に到着し、釣りの準備をする。


今日釣る予定の魚は、荒川に棲息する巨大淡水魚「ハクレン」である。

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そんなわけで、荷物を背負い、暗い土手を歩き現場に到着…

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すでに引くほど人がいた…

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冬でも温水が流れるポイントで、魚の活性が高く、ブラックバスも冬に釣れるという…

ともなれば、この男はハクレンには目もくれず・・・バス釣りをする気満々のタックルしか持ってきていない。
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私とミスターはハクレンを狙う。
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ハクレンというのは植物性プランクトン食の為、ヘラブナ釣りの様な釣り方をする。

餌はグルテン・マッシュポテト等バラケるエサを使い、寄せて食わせる。

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ヘラブナ釣りのタックルがスピニングリールになったような仕掛けである。

そして、いざ開始。

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・・・



・・・



・・・



打っては回収、打っては回収。


アタリはない。



しかし、遠くでバシャバシャと鯉やフナやハクレンが水面をモジッている様子は確認できる。



ポイントが遠い・・・



ポイントが遠いから、ヘラ師さん達も何も釣れていない…


遠投気味に仕掛けを投入するが、ウキのチクッというアタリが目で確認できない・・・
本末転倒である。

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バス釣りの人(タカ)はどうかというと・・・

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釣れていないらしい…


現場には沢山の人がいて、釣りながら見ていたが誰も何も釣り上げた様子は無かった…



魚が集まっているとはいえ、はやり冬・・・
難しい・・・



冬に鯉やフナを釣りにくいのと一緒でバスやハクレンだって一緒なのだ。



ウキがチクリともしない・・・


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私は焦った…


数日前、ミスターからスケジュールに空きが出たと連絡をもらった際に、自信満々得意気に「ハクレンでも行きましょうかね!」って、さも簡単に釣れるかのようなトーンで話をしてしまった…


人に魚を釣らせるコーディネーター的に最近、みんなに案内しているが、最近の結果がイマイチ良くない事も含め、ミスターの様子を恐る恐る覗いてみる。


流石のミスターもこの状況では釣れまい…



すまん・・・こんなに厳しい状況とは思わなかったのだ・・・


減水していてポイントがあんなに遠いとは思ってなかった。
いわばアクシデント…


俺のせいではない!
ミスター、まだ10時にもなってないけど、昼メシでも食って帰ろうか・・・


繁みに見を潜めながらこっそりのぞいてみると・・・



え!??!?!



掛かってる!!!!


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掛かってるよ!!!


マチャ「ミスター掛けたの!?」
ミスター「こんな引きするんだね~! すげぇじゃん!」


いや、すげぇのはまずこの状況でかけたアナタだよ・・・

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ただ、私の知っているハクレンの強烈は引きではなく・・・あれ・・・こんなはずでは・・・という状況だったが、釣り上げてみるとやはりハクレンだった!

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85㎝と、アベレージサイズであろう!

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因みにバス釣りの人(タカ)はというと・・・

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釣れていないらしい…


このハクレン釣りのストレス(餌の付け替え、手のべたつき、道具が汚れる等)を兄に八つ当たりしたくなるようなこの状況。


私もイライラとしながら続けた。

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どのくらい時がたっただろうか・・・



すでにハクレンを釣って余裕のミスターがとなりでニヤニヤしていてようとも、釣れない兄貴が現場をひたすらウロチョロしていようとも、ダンゴを作る左手がかピカピになっても・・・朦朧とする意識の中でただひたすらウキを眺めていると催眠術にでもかかったかのように、ウキの周りがぼんやりとして、時々川に落ちそうになる…


そして、ハッと気が付いた時だった!



ようやく掛かった。

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だがしかし、ハクレンの強烈な引きを全く感じない!


ボラが掛かったのかと思った…


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ハクレンだな・・・



冬のハクレンは全然走らない事がわかった。

以前ハクレンを釣った際には150m巻のPEラインが全部持っていかれた時があったくらい走られたのに、今回は全然だ。

逆に呆気にとられながらランディング。

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91㎝もあった…


やはり冬のハクレンは引きが弱い…

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とはいえ釣れてよかった…

因みにハクレンの口はこのような構造をしている。

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植物プランクトンをこしとって食べる構造なのでしょう。



我々はその後、かつて黄金の左手と言われていたかどうかは記憶にないが、左手の延々となくならないベタつきにより完全に戦意喪失。

ハクレン釣りのもっとスタイリッシュな方法を編み出したいと切に感じたのでした。
予定より早めに現場を後にした我々は、本来夜ご飯にたべるはずだった「友部サービスエリア」にある豚丼の店で巨大豚丼「筑波山」を山脈にして食べて帰りました!
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今度は、他のメンバーも釣れて来よう・・・彼らに左手のベタつきを感じてもらうために・・・

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